2003年10月25日
脳出血の後は免疫機能が極端に低下する。
カツの身体は、ほんのささいな細菌にも勝てない位弱っている。
肺炎を併発した。
熱が40度から下がらない。
血圧も上が200とか250とか凄い数字。
枕元には、カツの身体から伸びたいろんなコードと
その結果を映し出すモニターがある。
さっきから異常を示す赤いランプがつきっぱなしだ。
「ピンポン、ピンポン」とアラーム音が響き渡る。
でも、カツにはその音が聞こえない。
モニターも見えない。
ただ、熱のせいかぼんやりした顔つきで
「まだ帰ったら駄目。」と私をみつめるだけ。
大丈夫、大丈夫。
ずっとそばにいるからね。
だから、まだ
勝手に死んだらアカンよ。