1日は24時間

2003年11月23日

何と!カツはすでに携帯の文字が読めるくらい視力が回復していたんやね。
ほんとうにビックリ。すごいね、カツ!!

意識も知力も、ものすごくしっかりしてる。
今日なんか、初めて見る電子レンジの使い方、サリーより早くわかっとったし。
ただ、身体がうまく動かないだけ。
それもな、少しずつやけど、確実に良くなってきてる。
だからな、あせったらあかんよ。
今さらあせってもしゃーないねんからな。

何度も言うけど、この病気は、人に直してもらうことができない病気なんや。
いくらブラックジャック呼んでも手術で直るもんやないねん。
そりゃあ、本当にそうできるものなら、サリーだってそうしたい。
でめな、無理やねんで。
自力でなんとかするしかないねん。
だから、リハビリの病院に移るんやで。
少しはサリーの身にもなってくれなあかんよ、ほんま。

それにな、サリーは身体も小さいし、力もない。
カツの身体をカツが思ってるとおりに動かしてあげること、ひとりではできないねん。
「いちいち看護婦呼ぶな」って言われても
それは無理やねん。
介護ベルトつかってサリーだって、がんばっとるやろ。
もうちょっとサリーを大切に使わんと今度はサリーの方がまいってまう。
そうなったら、もう、誰もカツの鼻掃除してくれんよ。
こっそりポカリも飲ませてくれんよ。

わかっとるんかなあ。

カツが、ただ、甘えたい半分でサリーにいろいろ言うのは、全然かまわない。
でも、度がすぎるとサリーもあたまくるんやで。
だってな、サリー、ほんまに一生懸命やっとるんやもん。
今日だって、カツの病院、終わってからまた仕事して、明日も朝から仕事して、また病院や。
寝不足ばっかりやねん。
サリーにカツの事、嫌いにさせんといてほしいねん。
あんまりサリーをいじめんといてほしいねん。

ただでさえ、サリーはもう、目いっぱい。
こんなにカツの事ばっかり考えてるのに!って思ってまう。
だからな、看護婦にでも出来ることは看護婦にたのんでほしいねん。
サリーにやってほしい。
サリーやったら、もっとちゃんとやってくれるって思ってるカツの気持ちはよくわかってるから。

がまんせんとあかん事が多すぎて、辛いのは良くわかってる。
サリーだって、カツがおらん生活ずっとがまんしとる。
でもサリーの1日の時間は24時間しかないねん。
サリーはひとりしかおらんねん。
だからな、カツ、お願い。
サリー愛してるんやったら「バカ!」とか言うたらあかんよ。




inserted by FC2 system