リハビリ病院の事情


2004年1月5日

カツが転院したのは、都内でも有数のリハビリ専門病院。
「リハビリ専門」というだけあって
スタッフも充実していたし、施設も整っていた。

まずは専門医の主治医(脳外科)の先生。
それからPT(理学療法)の先生。
PTは主に、身体全体の動きのリハビリを行う。
そしてOT(作業療法)の先生。

OTは主に、手や指の動かし方のリハビリを行う。
あと、ST(言語療法)の先生。
STは話し方の他にも、飲み込みや聞き取りのリハビリも兼ねる。
他にはNSWといって、患者やその家族の様々な事情
(経済的な事や、役所への手続きの手助け)を援助してくれるソーシャルワーカー。
もちろん看護婦さん達も大勢。

たくさんのスタッフが
それぞれの患者に応じてチームを作りリハビリに対応する。
あまりもかかわって下さる方が多いので
最初は顔や名前を覚えるだけでも一苦労やった。

皆、大変熱心に、一生懸命やって下さった。

でも、問題がまったく無いって訳ではなかった。
その「スタッフの多さ」がかえって私達を困惑させた。

リハビリ病院の生活は忙しい。
学校の時間割りの様に、「何時から何時までは、○○。」
と、ぎっしりスケジュールが決められる。
患者も忙しければ、先生方も忙しい。
だから、ゆっくり話をする時間もなかなかとれなかった。

「ここは、こういう風にはなりませんか?」
と、一人の先生に言っても、それがスタッフ全員に伝わる事は殆ど無かった。
ただでさえ、自由にならない自分の身体にイライラしているカツには
もどかしい事ばかりやった。

だから私は、カツに関わって下さっているすべての方に
カツの意志が伝わる様にと、全員にあてて手紙を書く事にした。
まったく同じ内容の手紙(コピー)を全員の方に読んでいただく為に。
そうすれば少しでも、物事がスムーズに運ぶかもしれない、と信じて。

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