ふたりで生きる


2004年1月16日

今日念願の電動車イスの練習をしました。
二ヵ月半ぶりに自分の意志で移動でき、かなり満足した様子でした。
もともと大型バイクに乗っていましたから、すぐ乗りこなせる事と思います。
途中でちょっとふざけて二人乗りしてしまい、付き合って下さっていたM先生、I先生をはらはらさせてしまいましたが
(すみませんー!!)久しぶりのタンデム、うれしかったです。

私達には、もう何もありません。地位も名誉も経済力も。
そしてカツには身体の自由さえありません。
プライドの高い男ですから、ブザマな自分の姿が許せないのです。
頼むから、安楽死させてくれと何度も私に言いました。
今でもその気持ちに変わりないと思います。

でも、私はそんな逃げ腰は嫌いです。どんなにブザマでも、這いつくばってでも立ち上がり、生き続けるべきなのです。
そもそも、そう言って、私に生きる喜びを教え続けてくれたのは、当のカツ本人です。
そういうバイタリティのかたまりの様な人間でもあります。

何も持ち合わせていない私達には、今はただ「ふたりで生きる」事しか考えられません。
私達が、私達なりの幸せな人生を、これからも歩める様、皆様のご協力を心からお願い申し上げます。


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