我が家へ!


2004年3月17日

そして、いよいよ退院。

様々な荷物は事前に少しずつ家に持って帰っていたので
私達は驚く程の軽装だった。

ナース・ステーションに
「有り難うございました。」と最後のご挨拶。
それから
「でも、まだ暫くは通院でリハビリに通いますので、宜しくお願いします。」と言った。
みんな笑顔で見送って下さった。

病院から家までは、歩いて15分程度。
(そのために、この家に引越したのだ。)

家に着いて、私達は何と5ヶ月ぶりに、ようやくふたりきりになれた。

「おかえり、カツ。」
「ただいま、サリー。」

そう言いあって、ふうーっと大きく深呼吸をした。
それから、焼き鳥とビールでささやかに、乾杯。

その夜、私はやっと懐かしい「カツの腕枕」で眠る事ができた。

長い日々やったなあ、と思い出す。
でも、これからが、また、大変なんやろうなあ、と不安になる。
今まで病院がやってくれていたすべての事
(例えば、役所の手続きや、ケアマネージャーとのやりとり、
それから、食事の用意、掃除に洗濯・・・。)
それらのすべてが私の上にのしかかってくるんや。

でも、やるしかない。
カツを守るのは、もう私しかおれへんねん。

初めての自宅のベッドで寝息をたてるカツの横顔をみつめながら
私は自分にそう言い聞かせた。

その想いは、今もずっと変わらない。

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